初めての人に会うとき
初めての場所に行くとき
初めてのお店に入るとき
どうしても人の目が気になって
しまうことってありますよね。
私も初めての人や場所は
かなり緊張してしまいます。
何なら「今日はいいか~」と
変な理由をつけてスルーしてしまいます。
では、なぜ緊張するのか?
人からどう見られているのか?
変な人に見られていないか?
不安な自分に気づかれている?
といった不安や恐怖から
来ているのではないでしょうか!
何となく相手に自分を
見透かされているような感覚です。
この感覚は
「透明性錯覚」というそうです。
「透明性錯覚」・・・?
自分の感情や思考が、
実際より相手に見透かされている
と思い込む傾向のことです。
学術的に言うと
自己の内的状態が他者に漏れている
と過大評価してしまう傾向のこと。
この「透明性錯覚」について
次のような研究があります。
「自己紹介場面での緊張において 透明性錯覚が重要な役割を果たし また感じている緊張の関数として 透明性錯覚が作りだされる」
という仮説の検証です。
結果として
人前で話す時に緊張を強く感じる人は、
そうでない人に比べて聴衆に対し
「その緊張が明らかに伝わった」
と信じる程度が強かった。
対人不安特性の強い人においても
同様のことが示唆された。
他者は話者の鮮明な内的感情
について情報をもっていないため話者の緊張について他者がつくる印象は、
話者の緊張を反映したものとはならず緊張が高い人に対しても
緊張が低い人に対しても「あまり緊張しているようには見えない」
と受け止めた。「緊張を見抜いている他者」は
実際には存在しなかった。
つまり、
自分のなかで過度に
「自分の緊張を見抜いている他者」
を意識することで
自分の中で循環的に緊張を増幅してしまう
ということです。
自分が思うほど他人は自分のことを
見抜いていないし分かっていないのです。
そして
その緊張を生み出しているのは、
自分自身ということです。
自分自身が
自分を否定的に捉えることで
「相手も自分を否定的に捉えている」
と感じてしまうのです。
その感覚が、自分の不安を強くする
という悪循環になっています。
悪循環を断ち切ることが必要です!
自分を今一度見つめなおし、
「できること」「できないこと」
それも自分です。
自分を肯定的に捉えることができれば、
不安は大きくなりません。
不安は、あなた自身が
作っているものかもしれません。
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